13 Jul 2014

About Domhnall Gleeson

Frankを見て以来気になっていたDomhnall Gleeson(ドーナル・グリーソン)。
気になって気になって気になりすぎてすっかり彼の演技にハマっております。
ここ数週間で過去に出演していた作品を一通り見たので、ブログに書かずにはいられません。

きっかけになったのがこのFrankを見てからなのですが、何がすごいって、物語の前半と後半でまるで別人みたいに顔が変わる。
それを小さい勾配でやっちゃうからすごいなと感じたのです。日本では9月公開なので、どうせしょうもないコメディなんでしょ~と敬遠せずにぜひ。くわしくは前述の記事にて。

Frankで、あーこの人見たことあるわと認識した、みんなが知っている役といえばこれ、
ハリー・ポッターと死の秘宝でロンの一番上のお兄ちゃん、ビルです。フラーと結婚式を挙げた、ビルお兄さんです。
ほぼ全員イギリス人キャストの中でアイルランド出身の彼が選ばれたのも、期待値の高さかも。
 (ちなみに、マッドアイムーディ役のブレンダン・グリーソンは実のお父さん。最近はCalvaryで一瞬だけ共演してました。2人きりのシーン、もちろん他人の役だけど似てないから成り立つw)
ビルはあれだ、イケメン優秀キャラだったからピンと来なかったのだな。この人はちょっと情けなかったり神経質な変人キャラの方が合うんでは。
と思いきや、ピュリティの表現もこんなに灰汁がなく見せてくれる!という作品がこれ。
キーラ・ナイトレイ主演の歴史ロマンス大作、アンナ・カレーニナ(2012)。
不倫という救いの無い主軸の中で、唯一の希望となる大事な役。コンスタンティンの2度目のプロポーズのシーンがこの映画の中で最も胸キュン(死語)です。

ここで避けては通れないのが昨年イギリスで大ヒットしたラブコメ作品、About Time(2013)。
 実はラブコメはあまり得意ではないのだけれど、「アイリッシュの彼が話す完璧なブリティッシュアクセントが聞けるなら仕方ない・・・」と見たらどハマりで辛い。
草食だか塩だかが流行っている昨今の日本人女子に最もウケるタイプなのではないだろうか、主人公のTimは。
イケメンすぎず飾らず気取らず(むしろ漂う童貞感)、だけどキメる時はビシッと聞きたい言葉を言ってくれるなど。
(補足ですが弁護士なので高給取りなのは言うまでもありません。)
演じる人によってはイヤミになりそうなこの役を、彼は自然体で魅力的に演じていてステキの一言。
インタビューでは、「こんな顔のやつを主役に選ぶなんてリスクあるよね・・・俺は主役をはるようなタイプではないんだけれど・・・」というようなことを言っていて、好感度がUPしたことは言うまでもありません。

そしてこれは髪を染め、誰?状態のハマリ具合でBob Geldofを演じていたWhen Harvey Met Bob。彼がLive Aidを成功させるべく奮闘する様子を描いたテレビ映画です。
Youtubeに全編上がっているのでぜひ見てみてください。

つい最近見たSensationでのダメ男役や、Black Mirrorでのロボット役などまだまだ書きたいことはありますが、長くなるのでこの辺で。

最後におまけ。
数年前に出演していた、地元アイルランドのスケッチ(日本でいうコント?)番組の映像がYouTubeにいくつか上がっていました。
↓(注)血がダメな人は見ないでください!
彼のコメディセンスはこの時すでに完成されていた模様。
ネタ的にはアウトなものが多いですが(下品すぎるw)、彼の迫真の演技をお楽しみくださいませ。

最新のスケッチは、チャリティの企画でお父さんや弟も参加しているようです。
 オフィシャルサイトでは、プロジェクトの説明もしています。

今後は、話題作がてんこ盛りで日本でも人気が出るんじゃないでしょうか・・・
アンジェリーナジョリー監督のUnbroken、シアーシャ・ローナンと共演のBrooklyn、
そしてそしてスターウォーズの新作エピソード7と、来年にかけて追いかける方も大忙し。
どんなふり幅を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。

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