ドレスデンといえばザクセン王国の栄華を残す美しい街というイメージですが、第二次世界大戦でアメリカ・イギリスから受けた大空襲で街は壊滅。その後のソ連の占領、東ドイツDDRの成立で、十分な復興が行われないまま、数十年間廃墟があちこちに存在していたという暗い歴史を持っている街でもあります。今回はそのWW2~DDR期の歴史を探索してきました。
まずは「Dresden1945 Tragedy And Hope of a European City」というエキシビションへ。
ここでは第二次世界大戦の経過と、ドレスデン大空襲に至るまでの過程を説明したのち、最後の部屋でその時の街の様子がドーム状の室内に360°映し出されています。
櫓のようになっている階段を上ってから見ると、まるで高台に立って街を見下ろしているかのような体験ができるというもの。
3Dのようにも見え、まるでその場で起きていることかのようなリアルさが演出されていました。
私のように街の地理が分からない者が見てもピンとこない部分がありますが、お年寄りが指さしながら感慨深げに見ている様子は何とも言えない悲しみがありました。
続いて、「DDR Museum Zeitreise」へ。
閑静な住宅街の中にあり、入口も「え?本当にここ?」というひっそりとした佇まい。もやっとした不安が襲います…
いざ中に入ると、たっぷり4フロアに所狭しと並べられたDDR関連プロダクトの数々!
また市民の暮らしに焦点を当てたミュージアムということで、衣食住の全てを網羅した展示が圧巻のボリューム。
↓DDR市民の休日。森の中の小屋でゆっくりまったりする質素な休みを過ごして楽しんでいたようです。
↓スーパーを再現した一画。映画「グッバイレーニン!」で主人公のAlexがお母さんのために探し出したMocca Fix Goldがありますね。
↓やはり茶色が基調のシックなお部屋。素敵です、住みたい。
↓キッチン。見る人が見たら懐かしさがいっぱいなんでしょうね。
↓人民公社Robotron製のコンピューターと、ここにもいましたホーネッカーさん。
このミュージアムは、中高年の方がDDR時代を思い出して懐かしむ、日本で言うところの「昭和レトロ館」のようなところなのかと思います。外国人はもちろん私だけのようでした・・・笑
ちなみに今回滞在したのはドレスデンの中心から少し北に行ったノイシュタットという地区で、若者が集まるちょっとしたオシャレエリアだったようです。
可愛らしいカフェやティールームなどもあり、トラムも走っているので交通至便。
フラットの隣のカフェ「Tanteleuk」でドレスデンのチーズケーキ「アインシェッケ」を。
まだまだ謎の空き地や廃墟の建物も多く残っていたドレスデン。今度行くことがあったら、また景色が変わっているかもしれませんね。
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