訪問から1年経過しましたが…
2016年8月、友人4人でレンタカーを借りて行って参りました!
秩父の山奥、ニッチツ鉱山村。
歴史的背景や現在の工場の様子などは、他のブログで細かく紹介されているので割愛。
真っ暗で狭く、不気味に真っすぐ伸びるトンネルを抜ければ、そこは廃村。
(このトンネルを通るのは絶叫必至である。とにかく怖い。)
携帯の電波も通じない。(大手3社全滅。工場は稼働しているはずなのになぜ。怪奇怪奇。)
ここで「あーここで何かあっても自己責任か」という事実に直面させられる。
まずは住民にご挨拶。
夕方の光を狙って行ったので、日没までの1時間強でできる限り探索せねばと、カメラを手にガシガシ内部に潜入。
(全体的に薄暗いので、明るいf2.8ズーム推奨。14-24や24-70、私持ってないけれど。)
まずは、社宅に突撃。家族で居住できるくらいの間取りだ。
家電や布団、破れた障子などがそのままになっており、生活感が残っているのが切なさを醸し出している。
続いて、幼稚園として使われていた建物。掃除すればまだ使えそうなピアノだけが当時の面影を残している。
(こういう資財は売っ払ってお金にしようっていう発想はなかったのかな。余計なお世話だけど。)
そして食堂跡。開放感のあるホールに、広々したキッチン。
工場で働く人々がホッと息つくの憩いの場であったのだろう。
キッチン側からホールを見渡す。広いカウンターから、定食や麺類、ビールやおつまみが提供されていたことを想像しながら。
キッチンでは巨大な冷蔵庫が口を開けて横たわっている。
ホールには無数の文庫本が散乱している。装丁を見る限り昭和30~40年ごろのものかと思われるが、
ほこりをはたけばまだまだ読むことができそうだ。
独身寮を外側から。木造の建物は、まさに自然に還ろうとしているかのよう。
ハチの巣が至る所にあるので、うっかり巣に突っ込まないように注意深く歩く。
さて、この探訪のメインである体育館と診療所は第2弾へ!
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